LOVE or LUST

LOVE or LUST


「帰るのか」
「ああ」

僕は間髪入れず答えを返し、それ以上は会話を続ける気が無い壁を作る。
背中を向けたままなので出木杉がどんな表情をしているかなんて分からないが、きっと無表情だ。

僕はこの部屋に泊まった事は無い。
向こうもそれは分かってるだろうに、最近こうしてたまに訊ねてくる事がある。

(この関係を終わらせようとしているんじゃないだろうか・・・)

虚しいだけとは分かっていても、僕からこの関係を断ち切る勇気は無い。
かといって、いざ向こうから言われるかもしれないと思うと怖くていたたまれない。

出木杉は何にも執着しない男だ。
来る者は拒まないが、追われると逃げる。


後ろから煙草の香りが漂って来た。
煙草は、唯一出木杉が変えないものだ。

「じゃあ」

ごく短い挨拶をして、僕は部屋を出る。

煙草の香りが、自分に付かない内にーーー



ザ・躯だけのカンケイ♥(#^3^#)ワオ!
BGMは同名の平井堅の歌でお願いします☆
ちなみに「LUST」は「肉欲(を抱く); 渇望(する)」デス・・・!!
いや〜、萌えるね!コリャ!!
でも私の描くものなので、虚しいまんまじゃ終わらない関係でしょうが、
そこんところは御自由に妄想してくだされ♥
ウッヒャッヒャッヒャ←危


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